春のたつ

ことしの立春は〝春の嵐〟でした。

立春に限らず気温の変動も大きく、天候も安定しない日々が続いています。

そんななか図書館へ行き、ずっと読みたかった本を借りることができました。

 

和歌のルール

和歌のルール

 

 渡部泰明先生編集の「和歌のルール」です。

とても読みやすく、なかでもちょうど立春だったため縁語のページで取り上げられたつぎの歌に目がとまりました。

 

袖ひちてむすびし水の凍れるを春立つ今日の風やとくらむ   

 

これを文法的にみてゆくと「し」は過去の助動詞、「る」は完了・存続の助動詞、「らむ」は現在推量なので手に掬っていた水が冬に氷となり、それも今、立春の風が溶かしているのだろうか、という訳になります。この歌のなかにこんなにも時間の経過があったのですね。面白い。ほかにもこの歌にはたくさんの縁語が使われています。

来年からはこの歌もより心に響いてきそうです。

 

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ローソンで春のリラックマフェアがはじまりましたね。こんなところからも春の訪れを感じます。昨年は顔だけだったリラックマのお菓子が今年は体つきに。tochiのお腹に収まりした。「おいしかったー、ちゃんとプリンの味した」そうです。