パラレルワールド

 

omochiさんをお迎えしてそろそろ半年になります。

嘴はとがり、体型もスマートになりました。すっかりお姉さんです。背中もずいぶん白い羽根に生え変わり、嘴やアイリングも赤みを増してきました。眠いときは血流がよくなってアイリングや嘴が濃い赤になりとてもきれいです。

 

白文鳥は江戸時代後期の尾張藩で誕生したといわれています。

大島八重さんという女性が嫁ぎ先で飼っていた文鳥のなかに突然白い子が生まれ、かいがいしく育てたといいます。その白い文鳥の遺伝子をもった子から少しずつ数を増やし、いまに至るそうです。「ジャパニーズ」ともいわれる白文鳥

もしも八重さんが弱いその子を大人にできなければ、夏目漱石の短編『千代』は書かれず、私はomochiやpoppoに出会うことがありませんでした。

考えているとパラレルワールドにまで行き着いてしまいそうです。

poppoやomochiに出会えたことに感謝します。そして八重さんに感謝、感謝です。

 

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