黄色の本Ⅲ

 

おだんごぱん (日本傑作絵本シリーズ)

おだんごぱん (日本傑作絵本シリーズ)

 

 

あわいクリーム色の表紙。

素朴でかわいらしいわきたかずさんの絵も、せたていじさんの文章も大好きです。

tochiが通っていた松戸シュタイナー幼児教育まどか園では絵本は読みません。お話の時間は絵本ではなく教師の素話です。子どもたちは〝きく力〟や想像力が養われます。教師は言葉を自分のなかに落とし込み、その分自分から発せられる言葉に生命力を与えていきいきと語ります。内容は昔ばなしやグリムのメルヘンが多く、おだんごぱんもロシアの昔ばなしです。

まどか園には素話の先生と、ライアーを専門にされているアシスタントの先生がいて、アシスタントの先生がおだんごぱんのオリジナルの歌をつくり、お話に取り入れていました。

ぼーくは天下のおだんごぱん♪

その歌がかわいく、tochiもよく歌っていました。私にはとても素話はムリなので絵本を買いました。

ひさしぶりに『おだんごぱん』を広げているとtochiがやって来て「あー、おだんごぱんだ。おだんごぱんの顔、こわっ」とよろこんで読んでいました。