詩・和歌

嵐の立秋

西日本の豪雨からひと月と少しが過ぎた八月七日、関東地方では台風が近づき、雨の立秋となりました。涼しさが舞い込んでしぜんと『古今和歌集』の藤原敏行の歌がおもい浮かびました。 秋立つと目にはさやかにみえねども風のおとにぞおどろかれぬる 恋の歌で…

春のたつ

ことしの立春は〝春の嵐〟でした。 立春に限らず気温の変動も大きく、天候も安定しない日々が続いています。 そんななか図書館へ行き、ずっと読みたかった本を借りることができました。 和歌のルール 作者: 渡部泰明 出版社/メーカー: 笠間書院 発売日: 2014…

一つ一つ

tochiがいまの教室に通うようになり、私の心にも余裕が生まれたように思います。 春の詩がみたくなり、古今和歌集と新古今和歌集を繙いて驚きました。響いてくるのは新古今集の和歌ばかり。 技巧が先行し、机の上で作られた詩などつまらないとも云われる新古…