灰色の羽

 

omochiのひな換羽がいよいよ進み、背中がずいぶん白くなりました。

でも羽をかきわけると、首のあたりや翼の下にまだまだ灰色の羽が残っています。「omochiは真っ白にならないんじゃない」とKumagoro氏。「きっと2回目の換羽で真っ白になるんだよ」と私。

生まれてもうすぐ半年のomochiはそろそろ大人です。とても甘えん坊で羽だけではなく、いつまでも子どものような気がしてしまいます。

 

ルドルフ・シュタイナーは子どもは7歳までは体をつくる時期だといいます。「親からもらった遺伝の体を自分の体につくりかえる時期だ」と。その完成を示すのは歯のはえかわりです。体のなかのどこよりもかたい部分がかわることで体の完成を考えたのです。

鳥のひな換羽にも同じようなかくれた意味があるのかもしれません。

omochiのもう生えてこない灰色の羽がいとおしいくビンに集めています。

小学生のとき飼っていたpoppoは頭の部分に孤島のように灰色が残っていました。母と二人〝ゴルビーポッポ〟とよんでいました。旧ソ連ゴルバチョフ氏のことです。懐かしいです。