半月

 

昨夜はきれいな半月でした。

眠くなって手に潜り込んできたomochiを包み、暗くした部屋へ移ります。カーテンをあけた窓から外を眺めると、半分の月とぽつりぽつり星がいくつかみえました。五月の涼やかな夜風が網戸越しに入ってきます。近くの田んぼではカエルの大合唱。半分の大きさなのに煌々と明るい月が窓の形を床に落としていました。

 

omochiを手にのせたままベットに横なり、落ち着くのを待ちます。やがて眠りにつくとかごに入れて「お休み、また明日ね」とそっと覆いを掛けます。

その後はソロリソロリと抜け出して家のことをしたり、朝の準備やのんびりすることもあります。でも体調が悪い日や疲れてしまった日は一緒に寝てしまいます。

どちらにしても一度休符をうたれたような気持ちになります。

omochiとともに夜は更けてゆきます。