骨折
omochiが骨折してしまいました。見ていなかったのですがtochiがomochiを蹴ってしまったのです。
その日はなぜかomochiは低空飛行して足元ばかりにまとわりつき、私もKumagoro氏もソロリソロリとお能役者のように歩いていたのでした。
手のひらにomochiをのせて「どうしよう、蹴っちゃった」と見せにきたtochiは泣きじゃくっていました。受け取った私の手も震えていました。恥ずかしいことですが私はtochiにきつくあたってしまいました。omochiは口を開けて呼吸していたので本当にビックリしましたが、しばらくすると嘴を閉じてじっとしていました。そして聲もなく、ずっと眠ってばかりいました。
翌日休診あけの病院へ行きレントゲンをとってもらいました。内出血はなく、内臓 も異常なしでした。左脚を骨折していて、ギプスをしてもらって帰りました。
その夜、お薬が効いたのか患部の手当てが良かったのか、omochiは少し元気になりました。tochiが「omochi」と呼ぶといつもより小さい聲で、いつも通りのかわいい聲で啼きました。
それを聞いたtochiはまたまた泣いてしまいました。安心したのとうれしかったのが涙になったのでしょう。きっと自分を責め続けていたにちがいありません。
家族が家族でいられることの奇跡のようなうれしさに満ちた日でした。