休息と滞り
6月のうちに梅雨明けが発表され、連日の夏日。
体がだるく、普段はできていることがままなりません。シンクに汚れたお皿がたまっていたり、洗ったペットボトルがキッチンカウンターに置きっぱなしになっていたり、洗濯物を取り込んで床に山をつくっていたり。
小さな汚点がポツポツあって、溜め込んでしまうと大変なことになるので自分で自分のおしりを叩きます。
読んでいた荻原規子さんの『風神秘抄』にこんな一節がありました。
「心気の流れをなめらかに流せない者は、どこがでゆがみ、滞ったものは濁る一方」
なるほど、と膝を打ちたくなりました。うまく流れていない部分の滞りはやがて濁ってくる。体調が悪いとき、休息しているつもりが実は滞っているだけなのかもしれません。体のせいにせず〝私はいま、休息しているのだろうか、滞っているのだろうか〟と自問自答したいとおもいます。