悩み

 

人に人間関係の悩みを聞いてもらいました。

〝聞いてもらう〟というともっともらしいですが本当はただ愚痴をばらまいたただけです。

数年前にも職場の人間関係で大いに悩みました。上に立つ人がふさわしい人格でなく、周りの人や先輩方はいい方ばかりだったのでこっそり皆で集まって愚痴をいいあっていました。

 

今回相談にのってくれた人には「話が聞けてよかった。ちゃんといわないとストレスを溜めてからだを壊しちゃうよ」といってもらいました。実際、数年前はそれで職場を辞めたのでよくわかっているつもりです。

ただ今回も、みんなで話していたあのときも、話しているときは夢中でことばも溢れるように出てきますが話し終えてもすっきりする訳ではなく、むしろもやもやとよくないものが残ります。結局は本人のいないところで話しても状況は変わらず、また他人がいくらいおうと本人が変わろうとしない限り人は変われないものです。〝愚痴〟でもなんでもなく、こそこそと悪口をいって空間を汚し、時間を無駄にしてしまっているだけです。一方で溜め込んでしまうと体によくないことも事実です。

 

果たして吐き出すべきか、吐き出さざるべきか。〈八正道〉の〈正語〉もおもい浮かべながらどうすべきか悩みます。

人は悩んで大きくなるともいいますが、本来はやはり穏やかな感情で理論的に物事を考え、強い意志を持って行動に移してゆくのがあるべき姿ではないかとおもいます。キレイゴトでしょうか。