fix you

 

風がごうごうと吹き付けた夜でした。

台風21号が過ぎた朝、テレビをつけて関西での数々の被害に目を見張りました。大きなトラックが横倒しにされ、車はちゃちなおもちゃのようにひしゃげています。なぎ倒された木々、浸水する土地、燃える車。孤立している空港の人たちは大丈夫でしょうか。

地震、豪雨、猛暑、台風…このところの自然災害がもう昔と同じものではない、とたくさんの人が警鐘をならしています。私には加速し続ける人間の技術に地球が抗っているようにおもえてなりません。

小学生のころから環境問題に関心がありました。社会で環境問題を扱ったのがきっかけだったかもしれません。同じころ父が『子どもたちが地球を救う50の方法』という本をおみやげにくれて、繰り返し読んでいました。

けれども早々に「自分一人がんばってもなにも変わらない」ことに気づき、ただ無理なくできることをコツコツ続けてきただけでした。この国では自然破壊のみならず原発、電磁波など気づいている人だけが取り組んできた問題でした。でも、もうそんなことはいっていられない、後戻りできないところまでとうとう来てしまった…と感じています。

 

自然の大きな力の前ではなにもできない人間。無力感に下を向きたくなってしまいます。でもきっとできることはあるはず、いまから全力で頑張れば、そんな風におもいます。

 

2020年のサマータイムもさまざまな議論があります。たとえ実現しなくとも一人一人が環境を考えることこそが大事なのだとおもいます。環境問題は豊かな自然のなかで暮らしていても、都会のビル街で快適に暮らしていても、みんなに等しくふりかかる問題です。

 

ColdplayのFix Youをききながら…