2018-01-01から1年間の記事一覧

小さなバイブル

ルドルフ・シュタイナーのお祈りを書き留めているノートがあります。 レオナルド・ダ・ヴィンチのラフスケッチのような模様が散りばめられたB6の大きさのノートです。何年か前のレオナルド・ダ・ヴィンチ展へ行った母が、お土産に買ってきてくれました。表紙…

リリアーネ

10 小さなフクロウと森を守れ! (動物と話せる少女リリアーネ) 作者: タニヤ・シュテーブナー,駒形,Tanya Stewner,中村智子 出版社/メーカー: 学研プラス 発売日: 2015/02/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る tochiが小さいころから同じ本を読ん…

ことば

学校の課題でtochiが『枕草子』春の段、夏の段を暗誦しています。 部屋から「はるはあけぼの~」「なつはよる~」と声が響いてきます。耳を傾けていると「やうやう」、美しいなぁと家事の手がとまってしまいます。 大学生のとき〝日本語学特講〟という授業を…

輝かしい季節

郵便局で82円の切手シートを買いました。 深い青の海を透明のクラゲが漂っている絵柄です。冬には使えませんが手紙とともに涼しさも届けられそうです。 お昼にはtochiとトマトラーメンを食べました。赤いトマトのスープに茹でてから冷水でしめた麺を入れます…

omochiの留守番

tochiが通う教室では月に一度〝体育の日〟があります。 いつもの教室を飛び出して駅前公民館の大きな体育館で体を動かします。片付けや掃除、洗濯があるのでtochi一人で行ってもらいますが、昼前には私も支度をして家を出ます。 omochiは留守番です。 公民館…

つづく空

少し久しぶりに庭の手入れをしました。 あっという間に伸びてしまうスギナやドクダミを抜いて、花の終わったラベンダーを根元近くから散髪します。目の前のことに打ち込んでいると、ここ何日かの不安や不満が消えてゆくようでした。 しばらくするとどこから…

二つの力

西日本の大雨。このたびの豪雨で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。そして被災された皆さまにお見舞申し上げます。いつも心を寄せております。 このところの天災には哀しみを通り越してどうにもならない無力感にとらわれます。 〝自然の猛威〟という…

返してゆく

早々にtochiが友だちの家へ遊びに行ってしまった日曜日。 omochiとふたりゆったりと過ごします。やらなければいけなかったのにできていなかった細々したことを片付けます。予定を確認して手帳に書きこみ、インターネットのお店をめぐります。 窓の外に目をや…

反論できる人

だれかと会話をしていてぼんやりとした違和感を抱くことがあります。 それは本当にぼんやりとしていて何に対してなのか、その理由もすぐにはわかりません。ただ胸の奥に澱のように溜まるので、会話が終わってもなお考え続けてようやく真相にたどりつきます。…

ゆるゆるシュタイナー

tochiが通っていた松戸シュタイナー幼児教育まどか園が20周年を迎えます。 記念の冊子を作ることになり、寄稿させていただきました。omochiに似た小鳥のイラストにお祝いのメッセージを添えて。空いているスペースには、tochiにもイラストと一言書いてもらい…

野菜の花

スーパーの野菜売り場もすっかり夏もようになりました。 トマト、きゅうり、ナス、ししとう、オクラ、とうもろこし、枝豆… スーパーの行き掛けに〝ブルーベリー〟を売っている直売所があったので帰り途寄ってみました。台の上にはクニャっと曲がったきゅうり…

ホット珈琲

このところの気だるさは冷たい飲み物ばかり呑んでいたせいかしらとおもい、朝はほうじ茶ラテを呑みました。 ちょうど珈琲の割り引き券があったので近所のコンビニへ行くというtochiに〝ホット珈琲Mサイズ〟を頼みました。 帰ってきてtochiが 「店員さんに、…

星におもう

七夕までもう少し。 トランスパレントでお星さまを折りたいのですが紙がなくなってしまったので注文しようとおもいます。 小さな星をたくさん飾ればプラネタリウムのように。大きな星を飾れば教会のステンドグラスのように荘厳な存在感。 手先が不器用でも根…

休息と滞り

6月のうちに梅雨明けが発表され、連日の夏日。 体がだるく、普段はできていることがままなりません。シンクに汚れたお皿がたまっていたり、洗ったペットボトルがキッチンカウンターに置きっぱなしになっていたり、洗濯物を取り込んで床に山をつくっていたり…

Kumagoro氏の誕生日

先日、Kumagoro氏の誕生日でした。 バタバタしてなにもお祝いの用意ができませんでした。近所のスーパーへ買い物へ行ったので「ショートケーキ買う?」と聞いてみると「いいよ、祝われる年でもないし」とのお返事。 本当にモノに執着心のない人です。家のな…

やじろべえ

雨の日つづきのあとの夏日でした。 お日さまの光はよけいに眩しく、熱は不快なくらいです。 雨の日がつづくとやはり身も心もこもりがちになります。昔、そのことをある人に相談しました。 「晴れの日は元気でいられるけど、雨の日は落ち込みがちになってしま…

ゆっくり螺旋

昨日は母のところへ遊びに行きました。 車での送り迎えがあったのでomochiも一緒です。晩ごはんには父と母と私で作った山盛りの肉詰めピーマン、しじみのお味噌汁、サラダ、お刺身が食卓に並びました。おいしくて楽しいひとときでした。 晩ごはんのあと片付…

幸せの振り幅

いつものようにラジオをつけていると懐かしい歌が流れてきました。 もう20年前の、アルバムにしか入っていない大好きな曲だったので耳にできたことが奇跡のよう。胸が熱くなりました。 20年前。黒くて大きくて重たいCDラジカセを使っていました。銀色のアン…

行き着いた真実

夏休みの計画をたてはじめています。 omochiのおかげで鳥好きになったtochiと、以前テレビで観たふくろうカフェへ行ってみたいなとおもい、検索してみました。すると「ふくろうカフェの危ない実態」という記事があり、読んでみて愕然としました。 ふくろうた…

地震

この度の地震で被害にあわれたみなさまに心からお見舞い申し上げます。 前日、私の住む地域でも地震がありました。近くで爆発があったのかと疑うような〝ドン〟という揺れで心臓が飛び上がりました。指にとまっていたomochiも身を細めて怯えていました。 ル…

ほうじ茶ラテ

今朝は珈琲ではなく、おもいたってほうじ茶ラテを呑みました。 はじめてほうじ茶にミルクを入れた人の発想力と勇気にバンザイ。 昨日はおもいがけず母からプレゼントをもらいました。 NARUMIのボーンチャイナのマグカップです。透き通る白地に描かれているイ…

往き来するもの

うさぎのミミリー 作者: 庄野潤三 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2002/04/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 庄野潤三さんの本ではじめて読んだのは『うさぎのミミリー』でした。 大学生のときにうさぎと暮らしていたので、書店で目…

tori plate

注文していたうつわが届きました。 イイホシユミコさんのtori plate。omochiと同じくらいの手のひらに乗る小皿です。色、形、厚み、どれも洗練されていて目にするたび、手にするたび小さな感動を覚えます。 大学生のとき吉村和美さんの湯呑みに出会って、う…

黄色の本Ⅲ

おだんごぱん (日本傑作絵本シリーズ) 作者: わきたかず,せたていじ 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 1966/05/01 メディア: 大型本 クリック: 7回 この商品を含むブログ (59件) を見る あわいクリーム色の表紙。 素朴でかわいらしいわきたかずさんの絵…

黄色の本Ⅱ

せいめいのれきし 改訂版 作者: バージニア・リー・バートン,まなべまこと,いしいももこ 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/07/23 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (6件) を見る 表紙には明るい黄色を背景にミズサソリ、恐竜、人や動物などたく…

黄色の本

Wolfgang Laib: Without Beginnig Without 作者: Antonio Gamoneda,Jose Marin-medina 出版社/メーカー: Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia 発売日: 2006/12 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 空が暗く明るさが恋しいのか、雨の…

臆病な子

omochiを連れて母のところへ遊びに行きました。 母には何度かomochiをあずけているので、はじめはkyorokyoroしていましたが思い出したように、部屋にも母にもすぐに慣れました。 母の後追いをして飛んでいくところかわいかったです。 母の家には我が家にはな…

庭しごと

草木がぐんぐん伸びています。 大げさではなく、一日で景色が変わってしまうので毎日少しづつでも庭に出て草取りするように心がけています。 pinkと白のシモツケソウが次々咲いています。輝くキンシバイも満開になり、ラベンダーが小さな花をつけはじめまし…

傘とお話

めぐらし屋 (新潮文庫) 作者: 堀江敏幸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/06/29 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (28件) を見る 雨の日、目にする黄色は晴れの日のそれよりも鮮明です。 私も幼いころ黄色い傘を使っていま…

omochiの反抗期

鳥に反抗期があること、まったく知りませんでした。 ここ何週間か自分から掌に潜り込んでくるのに、必ず親指と人差し指の間の水かきをpakupaku噛むのです。シードを噛み砕けるほどの嘴です、痛い。鉛筆やお箸、指先など尖ったものに威嚇して怒るのは今にはじ…